日本死ねから保育園落選希望?

子供と母親

女性が働きにくい環境

保育園落ちた!
日本死ね!!という育児中の女性の叫び。
衝撃的でしたね。

待機児童問題は社会問題になっていました。
女性は家を守るべき!!なんて考えはもう古いです。
そういう考えを持っている方は今でもいるかもしれません。

でも、まだまだそういう風潮は残っていますね。
例えば、医学部受験で女性は減点する。
その理由は、女性は結婚すると休んだり、辞めるから

その考えは医学部だけでなく、一般企業にもあると思います。
女性が安心して育児中にも働きに出るようにするためにあるのが保育園です。
女性の社会進出が増えたり、保育園不足ということもあって問題となったのが待機児童です。

保育園の存在は、まだ小さいお子様を抱える母親にとっては重要です。
働きたくても保育園に預けることができず、近くに預けることができる実家もない。
そうなると外に出て働くということができない。

育児休暇がありますが原則は1年までです。
保育園などが見つからなければ2年まで延長が可能。
しかし、中には1年経ったら働きたいというお母さんもいるのです。

10箇所20箇所と申請しても落ちる。
そこで日本死ねという叫びが出てきました。
働く女性

現在は逆に落選希望

日本死ねという叫びから2年が経ちます。
なんと驚くべきことに逆に保育園を落ちることを希望するという方が増えてきているのです。
もちろん待機児童問題が解決したというわけではありません。

落選を希望するってどういうこと??
こっちは保育園を探すの大変なのに!!という声は多いでしょう。
実際私もそう思いました。

その背景には育児休暇の延長があります。
日本死ね発言から2年。
育児休暇の制度が少し変わりました。

2016年までは育児休暇は1年ですが1年半まで延長が可能でした。
2017年から2年まで延長が可能になったのです。
落選希望が増えたのはそこなのです。

延長するには条件があります。
近くに預けることができる家族がいないこと。
もう一つは保育園に入れることができないこと。

そうです。
育児休暇の延長が欲しくて延長を希望するのです。
その対応に各自治体は苦慮したみたいです。

中には落選希望と書く人もいました。
さらに落選するための方法というのも調べる人もいます。
例えば、1箇所しか希望を出さない。

わざと空欄を埋めないなどです。
育休を延長してもらうには保育園に申請したけど落選したという証明が必要なのです。
それでわざと落選させるのです。

自治体によっては対応は様々で希望通り落選させることもあれば、普通に処理する場合も。
対応が分かれるのです。
落選希望と書けば対応します。

本当に入って欲しい人いますからね。
それにしても驚きですよね。
わざと落選なんて

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