ケトジェニックダイエットというダイエットが流行ってきてますね。
ケトダイエットともいらしいです。
では、具体的にどういうものかを解説していきます。
ケトジェニックダイエット(ケトダイエットとも言われます)は、糖質を極端に制限し、その代わりに脂質を多く摂ることで、体を「ケトーシス」という状態に導き、脂肪を主なエネルギー源として燃やすダイエット方法です。
ケトーシスとは、糖質および脂質の代謝障害により、体内のケトン体が異常に増量し、臨床症状を示す状態のことを指します。
基本的な仕組み
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通常、人間の体は糖質(炭水化物)をエネルギー源として使います。
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ケトジェニックでは糖質を減らすことで、体がエネルギー不足になります。
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すると肝臓が脂肪を分解して「ケトン体」という物質を作り、それをエネルギー源として使うようになります(これが「ケトーシス状態」)。
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つまり、「脂肪をエネルギーとして使う=脂肪が燃える」という理屈です。
食べていいもの
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◎:肉、魚、卵、チーズ、アボカド、オリーブオイル、ココナッツオイル、葉物野菜
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△:糖質の少ないナッツ類(アーモンド、くるみなど)
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✕:ご飯、パン、麺、砂糖、果物(※バナナやリンゴもNG)、根菜(じゃがいも、人参も)
メリット
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脂肪が落ちやすい(特にお腹周り)
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空腹感が少ない(脂質は腹持ちが良い)
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血糖値の急上昇を抑える
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集中力が上がると感じる人もいる
デメリット
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初期に「ケトフルー」と呼ばれる頭痛・疲労・吐き気などが起こることがある(体が糖→脂への切り替えに慣れるまで)
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長期間続けると栄養バランスが偏るリスクも
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炭水化物が極端に少ないので、筋トレやスポーツパフォーマンスに影響が出る人もいる
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糖尿病や腎臓病の人は医師の指導が必要
ゆるケト(「緩いケトジェニック」)
初心者向けにゆるケトというものがあります。
「ゆるケト」は、ケトジェニックほど厳しくなく、それでいて糖質制限の効果を狙う方法です。体に優しく継続しやすいため、初心者向けとも言えます。
特徴
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1日の糖質摂取量を50~70g程度に抑える(白ごはん1膳分くらい)
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脂質も意識的に摂るが、極端に多くはしない
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ケトーシスには入らないが、インスリン分泌の抑制と血糖値の安定を狙う
例:1日の食事イメージ
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朝:卵2個+ベーコン+サラダ+無糖ヨーグルト
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昼:鶏胸肉+ブロッコリー+玄米少々
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夜:刺身+納豆+キムチ+味噌汁+豆腐